家の構造には普通の木造、ツーバイフォー、軽量鉄骨、そのほか鉄筋コンクリートなどいくつかの種類がありますが、それぞれどう違うのでしょうか?
木造軸組工法
日本人にとって一番馴染みのある、古くからある日本の家の建て方は、木造軸組工法とよばれるのだそうです。
柱を立て、梁を水平に渡し、筋交いという斜めの材を入れて補強……という具合に家を建てます。(木造住宅のメリット・デメリットを徹底解説。木造軸組工法やツーバイフォー(2×4)工法の耐震性、耐火性は? 取材協力 佐川 旭さん 佐川旭建築研究所代表一級建築士 SUUMO)
ツーバイフォー
名前だけはよく聞くけれども何がツーで何がフォーなのかも知りませんでした。SUUMOの解説がとてもわかりやすい。
木造枠組壁工法は、戦後に北米から輸入されたツーバイフォー(2×4)工法が代表的です。木製パネルと角材(2インチ×4インチ※)でつくったパネルで壁や床、天井という面をつくり、この面を組み立ててできる6面体の構造をベースに家を建てます。(木造住宅のメリット・デメリットを徹底解説。木造軸組工法やツーバイフォー(2×4)工法の耐震性、耐火性は? 取材協力 佐川 旭さん 佐川旭建築研究所代表一級建築士 SUUMO)
ツーバイフォー工法はアメリカの住宅では9割を占め、2インチ×4インチ(5.08cm×10.16cm)の角材と、構造用合板を金物で接合して、壁用パネル・床用パネル・屋根用パネルを作り、それぞれを組み合わせて箱状にし、空間を作る工法です。(2019/10/03更新|0like|1970view|佐藤ゆうか 注文住宅 6つの構造・工法の特徴/メリット/デメリット SVACO)
軽量鉄骨の家
軽量鉄骨造とは
「軽量鉄骨造」とは、厚さ6mm未満の鋼材を使用している鉄骨造のこと。‥ 鋼材を柱(縦)・梁(横)で四角形になるように組み、真ん中に筋交い(斜め)を通すことで三角形を2つ作って耐震性を高くする「ブレース構造(トラス構造)」が基本です。(鉄骨造ってうるさいの? 防音性やメリット・デメリットをわかりやすく解説 .ie-miru.jp)
軽量鉄骨造のハウスメーカー比較
家の構造も木造か軽量鉄骨かなどいろいろあり、軽量鉄骨に絞ってみてもいくつかのハウスメーカーがあります。下のサイトで非常にわかりやすく軽量鉄骨で家を建てている3社の設計、構造の違いがわかりやすく、かなり詳細に説明されていました。
- 屋根: へーベルハウスは陸屋根(平らな屋根)、パナソニックホームズと積水ハウスは勾配屋根
- 外壁: へーベル(軽量気泡コンクリート・ALC)は軽くて耐火性が高い‥ パナソニックホームズの光触媒タイル「キラテック」は塗装不要でかつシーリング目地もないので、見た目にもきれいで、基本的にメンテナンス不要 ‥ 積水ハウスのダインコンクリートは、工場生産のプレキャストコンクリートで、強度があり、比較的水にも強いのですが、やや重い
- 基礎: いずれのメーカーも、連続布基礎を採用
- 柱: へーベルハウス 標準□-80×80×3.2mm、パナソニックホームズ 標準□-80×80×3.2mm、積水ハウス 標準C-60×30×2.3mm*2、耐力壁部C-60×30×3.2mm*2
- 耐久性 鉄骨の構造躯体だけに関して言えば、法廷耐用年数は19年であるものの、実際には60年程度もつとも言われています。
- S造:鉄骨を構造材料として造った構造のこと。SはSteel(鉄)のこと。(トピックス/建築用語集 隆昌)
参考
- 木造住宅のメリット・デメリットを徹底解説。木造軸組工法やツーバイフォー(2×4)工法の耐震性、耐火性は? 取材協力 佐川 旭さん 佐川旭建築研究所代表一級建築士 SUUMO