官邸による恣意的な人事であることは、過去のいきさつをみると明かなのですが、不正行為を誤魔化そうとしているために、安倍首相や閣僚の答弁では矛盾が噴出しています。
また、“官邸の守護神”というと聞こえは良いですが、単に安倍晋三氏に検察の魂を売り渡しただけの人?検察OBが今更慌てふためいても自業自得?と素人考えでは思ってしまいます。
- 官邸の守護神か、政治の犠牲者か 黒川検事長の「異色」 (有料会員限定記事 検察庁法改正案 2020年5月13日 5時00分 朝日新聞デジタル)
起訴すべき事件を起訴して、徹底的に悪事を暴いていれば安倍内閣はもっと早い段階で崩壊し、このような事態にはなっていなかったでしょう。
安倍晋三内閣の守護神
黒川弘務氏、安倍政権と10年近く。安倍が何をやっても逮捕されないわけだ。 pic.twitter.com/XOB8XxDt7F
— 地に落ちたマスメディア (@jpn_eee) May 21, 2020
官邸による検察人事への介入
定年延長とか法改正とか、話がややこしいので、官邸がどのような思惑で検察人事に横やりをいれているのかわかりやすく解説したウェブ記事を紹介。
最大の論点は、「国家公務員法によって検察官の定年を延長できる」という法解釈の正当性だ。検察官の定年は検察庁法で定められており、人事院は1981年4月の衆院内閣委員会で「検察官には国家公務員法の定年規定は適用されない」と答弁していた。この通りだと、今回の定年延長は検察庁法に違反して行われた疑いが出てくるのだ。… 適用範囲の広い一般法である国家公務員法に対し、検察庁法は、特定の事項を定める「特別法」の関係にある。「特別法は一般法より優先される」というのが普通の法律解釈だ。(黒川検事長の定年延長を事前に承認した稲田検事総長の説明責任は? 村山 治 2020/03/30 法と経済のジャーナル Asahi Judiciary)
東京高検検事長の黒川弘務は2月8日の63歳の誕生日をもって検察官の定年を迎える。新たな検事長の交代に備え、年の初めにはその内示があるはずだった。松の内が明ける1月7日の初閣議前になっても、その内示がない。動きがまったくなかったのである。そうして1月31日を迎えた。検察関係者たちは、当日の閣議決定に仰天する。それが黒川の半年間の勤務延長だった。東京高検検事長は検事総長の待機ポストと位置付けられている。退官するはずだった黒川は定年延長により、8月7日まで東京高検検事長として勤務する。この間の7月、検事総長の稲田伸夫は任期の2年を迎え、慣例通りなら黒川検事総長が誕生する。それが「政権の守護神」の異名をとる黒川のために首相官邸が描いた人事のシナリオではないか――。すぐさま野党が、検察庁法で守られてきた司法の独立をないがしろにした政治介入だ、と国会で追及の火の手を上げた。(「黒川東京高検検事長“定年延長”の真実」安倍政権の思惑vs.検事総長の信念 文藝春秋digital 2020/04/27 08:00)
定年云々を上記3氏でおさらいしておきます。
・稲田検事総長(定年65歳)……2021年8月14日定年
・黒川氏……2020年2月8日定年→半年延長され8月8日定年
・林氏……2020年7月30日定年
【慣例1】検事総長の任期は2年である
【慣例2】検事総長は東京高検検事長が昇格する
まず【1】により稲田氏(2018年7月25日総長就任)は今年7月末ぐらいに退任します。延長がなければ黒川氏は検事長を最後に退官しており、後継の東京高検検事長に林氏が就いて【2】を満たした上で誕生日の7月30日までに総長へ就任というシナリオでした。ところが黒川氏の定年延長で林氏は【2】を満たせず、稲田氏が【1】通り退官したら黒川氏が次期総長になると変更されたのです。ここで検察幹部やOBらが「検察権の政治介入だ」「独立性を揺るがす」果ては「検察は死んだ」とまで批判の嵐。(法律論以外で探る検事長定年延長問題と検察の特殊性 坂東太郎 2020/4/29(水) 11:00 YAHOO!JAPAN)
状況が一変したのは、2019年11月中旬。辻次官が2020年1月上旬発令に向けて、黒川検事長退官の人事案に対する官邸の感触を探ったところ、官邸側は、法務省側の意に反して黒川氏の検事総長昇格を求めていることが分かった。黒川氏を検事総長にするには、稲田氏が退官するしかない。その後、辻次官は何度か官邸の意向を探り、官邸側の「黒川総長」希望が固いことを確認。(稲田検事総長が退官拒絶、後任含みで黒川氏に異例の定年延長 村山 治 2020/01/31 法と経済のジャーナルAsahi Judiciary )
2020年5月15日(金)内閣委員会
2020年5月15日(金)に開催された内閣委員会では、森法相は機械的な答弁を繰り返すばかりで、真摯な説明はなされませんでした。しかし、後藤議員の質問に答えるうちに、結果的に、森法相が黒川氏ありきの法律改正であることを認める展開になりました。
#NEW23 ではソーシャルディスタンスをキープしたサイレンデモ #0515国会個人包囲 の様子を交えながら、現在の状況を詳しく報道。引き続き #週明けの強行採決に反対します の声をあげていきましょう。pic.twitter.com/524AOPnV2p
— 日本共産党⚙🌾 (@jcp_cc) May 16, 2020
5月15日 #news23
【検察庁法の改正案 “採決先送り”に】#検察官 の #定年延長 を可能にする #検察庁法改正案。元検察トップが異例の意見書を提出し、国会前で #サイレントデモ が行われる中、ようやく国会審議に臨んだ #森法相。「真摯な説明」は尽くされたのでしょうか。
— N E W S 2 3 (@news23_tbs) May 16, 2020
森法相、黒川定年延長と法改正は関係ないと会見したが、法律改正理由の「複雑困難な事件捜査の対応」は、これまで「見当たりませんでした」と昨日答弁。
(画像news23)
やはり法案改正は、黒川定年延長と一体のもの。#検察庁法改正案の強行採決に反対します pic.twitter.com/FqRMLoscIy— あらかわ (@kazu10233147) May 15, 2020
強行採決が行われるのではないかと危惧された、2020年5月15日(金)の内閣委員会ですが、森法相は真摯に説明すると最初に言っておきながら、型通りの発言を機械的に繰り返すのみで、誰も納得しない内容でした。その後、武田大臣に対する不信任案が野党から提出されたため、休憩後ただちに散会となり、強行採決はとりあえず回避された状況です。
この日行われた内閣委員会の質疑応答の中では、森法相が黒川氏と法改正との関連を認める発言をしたことが最大のニュースなのではないかと思いました。
- 法相、延長基準説明できず 野党 行革相不信任案を提出 (2020年5月16日 朝刊 東京新聞)検察官の定年を政府の判断で延長できるようにする検察庁法改正案を巡り、森雅子法相は十五日、衆院内閣委員会で初めて答弁に立った。政府が定年延長を認める基準について「現時点で具体的に全て示すのは困難だ」と明示しなかった。
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そう!こういう報道にして欲しい。到底、審議と言えないような答弁ばかりしてるんだから、足りず及ばず事件として扱ってほしい。#検察庁法改正案に抗議します #検察庁法改正に抗議します pic.twitter.com/JpoBkFuJCc
— はまのけんた (@hamaken_bone) May 16, 2020
- 衆院内閣委 論戦のポイント 森法相「黒川氏以外具体例ない」 (2020年5月16日 朝刊 東京新聞TOKYO Web)
- 法解釈では無理だった!? 黒川氏人事で検察庁法改正案一変 批判浴び「事後正当化」 (2020年5月16日 朝刊 東京新聞TOKYO Web)
- 検察庁法改正案めぐり与党側“採決を” 野党側“阻止” (2020年5月16日 5時07分 NHK NEWS WEB) 与党側は来週19日の衆議院本会議で武田大臣に対する不信任決議案を否決したうえで、翌20日の委員会で改正案を採決したい考えです。
- 検察庁法案、採決先送り 野党、担当相不信任案提出(会員限定有料記事 毎日新聞 2020年5月16日 東京朝刊)高検検事長らの定年延長を特例的に可能とする検察庁法改正案などの関連法案は15日、法案を担当する武田良太・行政改革担当相の不信任決議案を立憲民主党などの野党が提出したため、衆院内閣委員会での採決が来週以降に持ち越された。
- 検察官定年延長の採決先送り…森法相、適用基準明確化「全ては困難」 (2020/05/15 20:09 読売新聞オンライン)内閣や法相の判断で検察幹部の定年を最大3年延長できる特例規定について、野党は適用基準の明確化を求めた。これに対し、森氏は新たな人事院規則が策定されていないと指摘し、「具体的に全て示すことは困難だ」と応じた。野党は改正案について、国家公務員法に基づき定年延長した黒川弘務・東京高検検事長(63)の人事を「後付けで正当化するものだ」と追及している。森氏は「関係がない」と強調した。
- 森法相ようやく登場 武田大臣と同じ答弁に騒然(有料記事 2020年5月15日 19時11分 朝日新聞DIGITAL)野党4党が武田良太・国家公務員制度担当相の不信任決議案を衆院に提出した。これを受け、同委理事会中だった松本文明委員長(自民)が委員室に戻り、不信任案提出を報告。「次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて解散いたします」と発言した。内閣や閣僚の不信任決議案は法案よりも優先して審議される。きょうの衆院本会議はすでに散会しているため、不信任案の採決は来週の本会議になる。不信任案の採決が行われるまで、委員会の法案審議が止まるため、検察庁法改正案のきょうの採決はなくなった。
- 野党4党、行革相不信任案提出 検察庁法改正案に反発(2020/5/15 19:00 日本経済新聞)衆院内閣委には森雅子法相が出席して検察庁法改正案を審議した。内閣委に法相が出席するのは異例で、野党の求めに与党が応じた。森氏は内閣や法相が認めた場合に検事総長ら幹部がポストに残る特例要件について「具体的に全て示すことは困難だ」と述べた。新たな人事院規則が策定されていないことを理由に挙げた。
- 検察定年延長、採決先送り 野党が武田担当相不信任案 森法相、幹部留任基準示せず (2020/5/15(金) 16:19配信 時事通信社 YAHOO!JAPAN) コメント1073件
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今日の新聞、一斉に。
「やはり撤回しかない」(朝日・社説)
「疑念は何も解消されない」(毎日・社説)
「法が終わり、暴政が…」(東京・社説)
「拙速な改正は禍根を残す」(日経・社説)
「政治とのバランスに危惧」(読売・解説記事)
圧倒的な流れになっています。#検察庁法改正に抗議します— 志位和夫 (@shiikazuo) May 16, 2020
大手メディアの記事を見ても、内閣委員会で何が起きたのかはあまりわかりませんが、下の動画は、かなり見ごたえがあります。
【国会中継】検察庁法改正案、森雅子法務相が出席し審議 採決は先送り(2020年5月15日)THE PAGE(ザ・ページ)
2020年5月15日質問者:後藤祐一(立国社)13時50分~ ・藤野保史(共産)13時54分~ ・後藤祐一(立国社)14時24分~ ・藤野保史(共産)15時4分~ ・足立康史(維新)15時20分~
国民の怒りの声
PAGEはYOUTUBEで生配信しましたが、30万人以上が視聴し、ライブ時のコメントの書き込みが非常に多くて書き込まれた文が滝のように流れ落ちていきほとんど読めない状態でした。また国会前にデモにいた人たちもいたようで法案改正に反対する声が後ろで響いていました。
衆院内閣委員会。後藤議員「みなさん、ちょっと静かにしてください。この声、聞こえますか」。国会議場に響く、強行採決反対の声。「これが国民の声なんですよ。ネットの上だけじゃないんですよ」。きょう国会前に行ってくださってるみなさんありがとう pic.twitter.com/Uf6exgGGhG
— 加藤郁美 (@katoikumi) May 15, 2020
- 検察庁法改正に抗議するツイッターの動きをどう見るかは大事な問題だ (篠田博之 | 月刊『創』編集長 5/17(日) 6:00 YAHOO!JAPAN)鳥海不二夫・東大准教授による分析では、5月8~11日の約473万件の投稿のうち自分で投稿したアカウント数は約32万人、投稿数は約56万件。リツイートは約417万件になるが、重複を除いたアカウント数は約59万人だったという。
- 政治に対して声を上げ始めた芸能人──「 #検察庁法改正案に抗議します 」の背景 (松谷創一郎 2020/5/13(水) 5:30 YAHOO!JAPAN) 「#検察庁法改正案に抗議します」──Twitterをこのハッシュタグが席巻している。その数はすでに600万ツイートを超えると見られるが、注目されるのは多くの芸能人たちも声をあげたことだ。その一部を列挙すると、小泉今日子、浅野忠信、ラサール石井、大久保佳代子(オアシズ)、井浦新、城田優、Chara、秋元才加、西郷輝彦、大谷ノブ彦(ダイノジ)、緒方恵美、高田延彦、水野良樹(いきものがかり)、日高光啓(AAA)、末吉秀太(AAA)などである(敬称略)。なかでも、きゃりーぱみゅぱみゅのツイート(現在は削除)に対し、保守系の評論家が「歌手やってて、知らないかも知れないけど」と前置きしたうえで反論したことは強く注目された。
- 芸能人の政治発言、今もタブー? ファン意見割れ削除も (有料会員限定記事 江戸川夏樹、林幹益 2020年5月11日 21時04分 朝日新聞DIGITAL)「#検察庁法改正案に抗議します」。10日に急速に広がった投稿は、11日午後8時過ぎで680万件を超えた。
- 検察庁法改正に抗議、ツイッターで470万超 著名人も 有料記事 検察庁法改正案 (2020年5月10日 20時18分 朝日新聞DIGITAL)「もうこれ以上、保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さい。この国を壊さないで下さい」。俳優の井浦新さんが10日朝に投稿すると、昼までに2万件以上リツイートされた。歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさん、音楽グループ「いきものがかり」の水野良樹さん、俳優の浅野忠信さん、秋元才加さん、芸人の大久保佳代子さん、漫画家の羽海野チカさんらも同様に、ハッシュタグ付きで抗議の意思を示した。
検事の定年延長の基準に関して森法相は何も説明できず
時の政権が検事長の定年を恣意的に延長することで支配が可能になってしまいます。恣意的にはやらないというのであれば、どんな基準で延長するのかを説明せよということが今回の論点になったのですが、森法相は人事院が新たな基準をつくるのでそれに準じるという答えを何回も機械的に繰り返しただけでした。必要性を説明できないのに、法改正が必要というのは順序がひっくり返っていて、意味不明です。
後藤議員は、3つの基準を逆に提案しそれらが受け入れられるのか?という質問をすることにより、森法相から言質を取ろうとしていました。
今日の後藤議員と森法相の議論は久しぶりに満足の行くやりとりだった。
内閣の裁量権の判断基準を改めて3つの論点から議論し、最終的には森法相が答弁に困るところに至った。少なくともこういう議論を毎日やって欲しい。誤魔化しも嘘も求めてない#検察庁法改正案の強行採決に反対します— 靖国の英霊の皆様と未来の子ども達の為に@反安倍自民党 (@MF3JXTWIDEOtzs7) May 15, 2020
後藤議員の質疑は良かった。「反対」でなく導入した場合の3つの具体的な運用基準を提案。
・過去事件基準
・引き継ぎ不可能基準
・黒川基準この基準に従うと恣意的な人事介入により忖度や萎縮を引き出したい政権の目論見は骨抜きになるという巧妙な展開。 https://t.co/qYlUsTknIb
— 勝又伸一@フリーランス歴11年の在宅50歳プログラマ on 育児。パヨク、バカリベラル (@katu196911) May 15, 2020
森法相が黒川氏と法改正の関係性を認める
後藤議員による一連の論理的な質問構成により、論理的な帰結として、森法相は黒川さんと今回の法改正は無関係と言いつつ、黒川さんのための法改正であるという矛盾を認めた形になったと思います。
#news23
“検察庁法改正”森法相「黒川人事と関係ない。複雑捜査に対応するのが理由だ」
↓
後藤「延長するような複雑事件はあった?」
森「そんな事件は見あたりませんでした」後藤「黒川さん以外にないということか?」
森「そのとおり」後藤議員の質問もナイス👍だけど、大臣おバカすぎん⁈ pic.twitter.com/EAjpWLs9Dg
— 但馬問屋 (@wanpakuten) May 15, 2020
「昨年十月までは、検事長が六十三歳以降も居座れる規定を作らなくても『公務の運営に著しい支障が生じる』事例はなかったか」国民民主党の後藤祐一氏は十五日の衆院内閣委員会で、国家公務員法が定める定年延長の要件を挙げ、森雅子法相に見解を求めた。法務省が昨年十月にまとめた検察庁法改正原案には、定年延長を認める特例規定は含まれていなかったからだ。森氏は「見当たらなかった」と説明した。後藤氏は続けて「昨年十月以降は黒川さんの件だけか」と確認した。森氏は「その通り」と認めた。後藤氏は「黒川氏の人事と法案は関係がある。唯一の立法事実だ」と断じた。森氏は十二日の記者会見では、黒川氏の人事と法案の関係を否定していた。(法解釈では無理だった!? 黒川氏人事で検察庁法改正案一変 批判浴び「事後正当化」 2020年5月16日 朝刊 東京新聞TOKYO Web) *太字下線強調は当サイト
【速報】森まさこ法務大臣、検察庁法改正案の立法事実が安倍首相を含めた自民党議員の犯罪を悉く不起訴にして定年を迎えた官邸の番人・黒川弘務検事長の検事総長昇格である事を半ば認める#検察庁法改正案の強行採決に反対します
Full versionhttps://t.co/uWvNegJWND pic.twitter.com/TtL3xjdJYA— 箱コネマン (@HAKOCONNEMAN) May 15, 2020
後藤議員「黒川氏が特例が適用された唯一の例ということでよろしいか?」
森法相「そのとおりでございます」黒川氏が唯一の立法事実だということです。 #検察庁法改正案の強行採決に反対します https://t.co/xsbs2Z81na
— 立憲民主党(りっけん) (@CDP2017) May 15, 2020
森法相、あいまい答弁どころか、明確でしたね。他の検事長はみんな業務を引き継いで定年を迎えるが、黒川氏のみ例外で、黒川氏にしかできない高度な業務があると。とにかく安倍政権は、黒川一押しだと。
火消しのはずが…法相も「あいまい答弁」検察幹部定年延長の基準不明確https://t.co/yWO4jHiEa7
— 盛田隆二🍶Morita Ryuji (@product1954) May 16, 2020
news23を見て驚いた。15日に森法相が検察の定年延長案件は黒川検事長の案件以外にないと正直に答弁。12日の会見では黒川検事長と法案は無関係と嘘をついていた。新たな安倍政権の嘘つき事例に。
これ極めて重要なことだがnhkニュースでは報道しなかったのか。#検察庁法改正案に抗議にします https://t.co/O1r11OqsEM— 天野 統康 (@amanomotoyasu) May 15, 2020
強行採決は回避
検察庁法を含む国家公務員法改正案の担当大臣である武田大臣の不信任決議案を提出しました。この不信任決議案の処理が先議事項になり、今日の委員会での採決は出来ないのが先例です。
ただし、滅茶苦茶に強引な与党の議会運営ですので、委員会が散会になるまで気を緩めることはできません。 https://t.co/eAauLCU4JT— 枝野幸男 りっけん 立憲民主党 (@edanoyukio0531) May 15, 2020
東京高検検事長の定年延長についての元検察官有志による意見書
内閣委員会で後藤議員が話題にしていましたが、5月15日には検察官OBによる意見書も提出されました。法務大臣 森まさこ氏宛てで、名を連ねているのは、元仙台高検検事長・平田胤明(たねあき) 、元法務省官房長・堀田力、元東京高検検事長・村山弘義、 元大阪高検検事長・杉原弘泰、 元最高検検事・土屋守、 同・清水勇男、 同・久保裕、 同・五十嵐紀男、 元検事総長・松尾邦弘、 元最高検公判部長・本江威憙(ほんごうたけよし)、 元最高検検事・町田幸雄 、同・池田茂穂、 同・加藤康栄 、同・吉田博視の諸氏。
- 【意見書全文】首相は「朕は国家」のルイ14世を彷彿 検察庁法改正案 (2020年5月15日 16時14分 朝日新聞DIGITAL)
森法相の人となりについて
同情する必要はないのでしょうが、見ていて可哀そうにすら感じる答弁でした。理性が完全に崩壊していない限り、あの場はしのげないでしょう。
今日聞いた神保哲生さんの話で興味深かったのは、森法相が国会質疑で迷走している理由。彼女には、現政権に求められる「明らかに論理の破綻した答弁を、表情を変えずに言い切る能力」がないのだという。ニューヨーク大学ロースクールで学んだ知性が邪魔をして、非論理的な答弁に本能的な抵抗が生じる。
— 伊藤聡 (@campintheair) May 13, 2020
関連記事 ⇒ 自分が政治に向いているかどうかを知る7つの質問 ~立派な政治家になるために必要な素養とは?進路に迷っている人のための条件チェックリスト~
日本の検察について
検察庁法改正案に抗議しますとか言ってる奴ら全員見ろ 2020/05/11 堀江貴文 ホリエモン
参考
- 「与党は甘く見ていた」 答弁下手の森雅子法相、引きずり出され…案の定「botみたい」 (2020年05月15日20時19分 J-CASTニュース)
- 美魔女まるで壊れたレコード「森隠し」失敗の大誤算 (2020/5/15(金) 19:56 日刊スポーツ)森氏は12日の会見で「法改正と黒川検事長の定年延長は無関係」と説明したが、改正案は、法解釈を変更して強行した黒川氏の定年延長を事後的に正当化するための「後付け」と疑われている。「63歳以降も検事長が居座らなければいけないケースは、黒川さん以外あったのか」と尋ねられた森氏は、「ございませんでした」。野党、傍聴者からは「関係あるじゃないか」と、怒りの声が飛んだ。
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衆議院内閣委員会にて、検察庁法についてのご質問に答弁致しました。 https://t.co/9wJPEaCO6y
— 森まさこ MORI Masako (@morimasakosangi) May 15, 2020
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憲法学者の9割が反対し「憲法違反だ」と指摘した安保法制を強行採決で通し、特定秘密保護法も共謀罪も強行採決で通した安倍政権は、今回もまた、元検察高官の多数が反対・批判しても、強行採決で通すのか。新聞テレビはいつまで傍観者の立場に逃げ続けるのか。#検察庁法改正案の強行採決に反対します pic.twitter.com/DKRxHaItWj
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) May 15, 2020
- 検察OBも法案反対へ決起 黒川検事長は辞任迫られどうする(2020/05/15 12:13 日刊ゲンダイDIGITAL)「検察庁法改正案」の最大の問題は、時の権力者が、気に入った検事の定年を恣意的に延長できるようになることだ。必然的に、検察官は権力者の顔色をうかがうようになる。
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安倍総理は「恣意的な人事が行われることも全くない」と述べました。それを信じられるかどうかでなく、制度として「恣意的な人事」が可能な法案であることが問題です。#検察庁法改正案強行採決に反対します
検察庁法改正案 採決めぐり与野党攻防へ | NHKニュース https://t.co/MFGzv1d5OJ— 枝野幸男 りっけん 立憲民主党 (@edanoyukio0531) May 15, 2020
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#検察庁法改正の強行採決に反対します
明日15日に衆議院の内閣委員会が13時50分から始まります。森法務大臣も出席し90分間審議の予定です。緊急動議で強行採決が行われないように。強行採決させないために声を上げていきます、動きます。— 福島みずほ (@mizuhofukushima) May 14, 2020
- 検察庁法改正採決後も波乱…黒川氏や国に訴訟続出の可能性(2020/05/13 日刊ゲンダイDIGITAL)仮に今国会で改正法案が成立したとしても、施行日は2022年4月1日の予定だ。今なお恥も外聞もなく、検事長に居座る黒川氏の現状に決定的な法の根拠がないことに変わりはない。
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5月13日 #news23
【 #検察庁法改正案 波乱の審議開始】
コロナ禍の今、なぜ政府与党はこの法律を…と芸能界からも発信が続く #検察官 の #定年延長 問題。本格的な審議が始まりましたが、#森法務大臣 は不在。そして #武田大臣 のある一言で、審議はストップしました。pic.twitter.com/5jpQyXxwjA
— N E W S 2 3 (@news23_tbs) May 13, 2020
-
今日聞いた神保哲生さんの話で興味深かったのは、森法相が国会質疑で迷走している理由。彼女には、現政権に求められる「明らかに論理の破綻した答弁を、表情を変えずに言い切る能力」がないのだという。ニューヨーク大学ロースクールで学んだ知性が邪魔をして、非論理的な答弁に本能的な抵抗が生じる。
— 伊藤聡 (@campintheair) May 13, 2020
- “官邸の守護神”黒川検事長の黒歴史 安倍官邸擁護に暗躍8年(2020/05/13 日刊ゲンダイDIGITAL )民主党政権下の2011年8月、法務・検察と政界の折衝役である官房長に就任。12年の第2次安倍政権発足時に菅官房長官の信頼を得て以降、官邸とのパイプ役を一手に担った。「黒川氏を通じて官邸の意向が検察サイドに一方的に伝わる状況になった」(司法記者)という。こうして“守護神”になってからは、内閣が吹っ飛んでもおかしくないレベルの政治事件がことごとく不問にされてきた。
- 官邸の守護神か、政治の犠牲者か 黒川検事長の「異色」(有料会員限定記事 2020年5月13日 5時00分 朝日新聞デジタル)