家の中の結露
- トイレ 天井・床・便器・壁・タンクとも結露しており、コンセントの差し口は湿っていて使えません。
- 部屋 北向きで二重窓です。サッシから水が溢れ、床や絨毯がびしょびしょに濡れてしまいます。
- 暖房は石油ストーブで、室内は17~20℃くらい、外は-8℃~2℃くらいでしょう。
(築14年の軽量鉄骨の1Kのアパートの結露について… 旦那と2人で住んでいますが、毎年結露がひどくて困っています。 YAHOO!JAPAN不動産)
結露が起きる理由
室温が高く飽和状態に近かった水蒸気が夜中から朝にかけ室温が下がる事により、空気中に抱え切れなくなった水蒸気がより温度の低い窓や壁、タンス裏、押し入れ内で結露となります。(結露について教えて下さい。 YAHOO!JAPAN知恵袋)
結露の種類
結露が起きる場所によって、表面結露、内部結露という呼び方があるそうです。
一般的に結露といわれているのが表面結露で、暖められた部屋と外の冷気との温度差で発生。内部結露というものもあり、外壁の中や床下、屋根裏に発生します。(鉄骨住宅は結露しやすい? 鉄骨住宅.com)
内部結露 壁の中の結露
建物の外壁の中で、内部結露がどのように起こり得るのかを解説した新聞記事がありました↓。
広く行われているのが、構造用合板を屋外側に張り、断熱材を挟んで室内側に石こうボードを張ってクロスなどで仕上げる方法です(図4)。ところがこの方法だと、構造用合板は透湿抵抗が高いのに、石こうボードは多孔質で透湿抵抗が低い。室内側で生じた湿気は石こうボードを透かして壁の中に入り込んでしまいます。このとき、気密が重要になります。気密シートなどで湿気が壁の中に入り込まないようにしたうえで、断熱材をきちんと入れる。また、断熱材に隙間(熱橋)があったりすると、内外の温度差によって内部結露が起こりやすくなります。(本当に怖い「内部結露」 断熱材取り付け誤ると命取り 冬に備える家づくり(3) 2014/10/30 7:00 日本経済新聞)
内部結露 屋根裏の結露
夏場に小屋裏に高湿外 気が侵入したとき,放射冷却の影響を受けて発生する結露 を夏型の屋根型結露と定義した。 (1) 屋根の断熱不足(パターン1) シングル折板屋根など屋根の断熱性が低いとき,面戸から高湿外気が小屋 裏に流入して,夜間に小屋裏の鉄骨部材で結露する。 (2) 屋根材の吸湿(パターン2) 吸水性の高いスレ ートやALCなどの屋根材や小屋裏のグラスウールが,雨水 や高湿外気の水分を吸収する。翌朝,日射を受けて屋根面 の温度が急上昇したときに,屋根材や断熱材から蒸発した 水分により小屋裏の鉄骨で結露する。(事例調査に基づく結露防止対策 大林組技術研究所報 No.72 2008)