Tポイントとは?

オートバックスに行ったら、オートバックスのポイントも、Tポイントに移行するらしい。なんだか最近はどこのお店もTポイントカードを導入しているけど、Tポイントっていったい何なんだという気持ち悪さを感じる。最初に「Tポイントをお持ちですか?」と聞かれたのは近所のドラッグストアだった。

ウィキペディアを見ると、

サービス開始当初は、TSUTAYAのレンタル会員証を提携先で提示するとTSUTAYAで利用できるTポイントが付与されるサービスだったが、現在では提携先においても従来のポイントサービスをTポイントに完全移行して提携先同士でポイントの共通化を行っているところもある。カルチュア・コンビニエンス・クラブの増田宗昭はTポイントの名称の由来について「よくTポイントはTSUTAYAからきていると言われるが、そうではない。TポイントのTは、デザインが「T」はキレイ、それで「T」がいいんじゃないかと、直感(で決めた)」と説明した。

ということなので、もともとはツタヤのポイントサービスだったらしい。それでTなのか、と納得。社長はTSUTAYAのTではないと説明しているそうだが、そんなわけないじゃんと思う。ツタヤ色を消したいから、一生懸命そういう説明をしているんだろう。

どこもかしこもTポイントカードを導入して、いったい誰にどんなメリットがあるのだろうというのが、次なる疑問として湧いてくる。Tポイントはいろいろなお店で共通して使えるから、ほとんど電子マネーと同じ感覚で使えて、消費者にとっては非常に便利である。お店側になんの利益があるのかわからないが、すくなくともTポイントの運営会社は、顧客の消費行動がかなり細かく見えるので、そういう情報は価値があるのだろう。ウィキペディアの情報だが、Tポイントカードの運営会社CCCが集めている顧客情報としては、

 

氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、電子メールアドレス
アンケート内容
提携先における利用履歴(商品名、金額、日時、場所)
T会員ネットサービス登録状況やTカードの停止・退会状況
ポイントに関する情報や電子マネーの情報
クレジットカード番号
画像または音声によりその個人を識別できるもの
T会員向けサービスの利用内容
インターネットでのアクセス情報(ブラウザの種類・バージョン、オペレーションシステム、プラットフォーム、閲覧履歴、サービス利用履歴)
意見、要望、問い合わせ等の内容
IPアドレス、モバイル端末情報およびその位置情報
その他個人情報保護法に基づくあらゆる個人情報

結構いろいろな個人情報が持っていかれているというわけだ。これはこれでまた、多少気持ち悪さを覚える。便利さと引き換えに個人情報を渡しているということ。