アベノマスク、安倍のマスク、カビノマスク、安倍政権の隠蔽体質、興和、伊藤忠、マツオカ、ユースビオ/シマトレーディング、横井定の受注金額

カビが生えていたり、虫の死骸や髪の毛で汚れているなどの不良品が見つかるなど、デタラメすぎるアベノマスクですが、受注業者の一部がひた隠しにされるなど、うさんくさいことこの上もありません。466億円(調達費338億円+配達費128億円)も予算を計上しておきながら、実際には調達費が90.9億円で済んだみたいな報道が最初はされていました、じゃあ残りのお金はどうなった?なぜそれぞれの会社へのマスクの発注枚数を隠す必要がある?税金の使われ方を納税者が知るのは当然の権利で、隠される筋合いは全くありません。

こんなデタラメな政権って、日本の歴史の中で今まで存在したのでしょうか?

 

横井定株式会社の名前もあがりましたが、受注額がなぜ同時に明らかにされていないのか?ユースビオとシマトレーディングとの関係は?なぜこのようなマスクを取り扱った実績のない小さな会社に発注したのか?

 

  1. 安倍、「ユースビオ」の話題になってから、キレてきたぞ。(2020年4月29日 togetter

なぜ興和や伊藤忠で不良品が納品されたのか?なぜ最初から全てを公表せずに、ひた隠しにして、強く要求されて初めてから渋々答える必要があるのか、疑問が尽きません。

他の受注業者は興和や伊藤忠商事、縫製大手であるマツオカコーポレーションといった名の知られた企業である一方、ユースビオはホームページさえも見つからない会社。さらに、法人登記簿に記載する定款の「目的」を4月1日に変更、10日に登記されているのだが、変更前は「再生可能エネルギー生産」や「バイオガス発酵システム」の研究開発と販売や、「ユーグレナ等の微細藻類」「オリゴ糖等の糖質」の生産・加工と販売などといったものが並び、マスクに結びつきそうな事業目的がなかった。しかも、同社社長が2018年には消費税約3100万円を免れたとして消費税法違反などの容疑で懲役1年6月、執行猶予3年の判決が出ていたことも判明。(アベノマスク“隠されていた1社”にさらなる疑惑! 安倍首相は逆ギレ、自分のマスクの有効性強弁も「漏れ率100%」の悲惨な実験結果 2020.04.28 10:18 LITERA

 

安倍政権の隠蔽体質のせいで、アベノマスクにどれだけのお金がどう使われたのか不明瞭なので、報道された内容をできるだけ整理してまとめておきます。

介護用マスク、妊婦用マスク、全世帯用マスクの納入業者

厚労省の後だしのせいでわかりにくいので、報道記事の内容をまとめておくと、

  • 全国約5000万世帯に対し布マスクを2枚ずつ配る計画
  • 配布経費見積もり金額466億円 2020年度補正予算案233億円、20年度当初予算予備費233億円の支出を予定
  • 国内全世帯に配布する布マスクの調達は興和、伊藤忠、マツオカの3社が受注
  • 介護施設などへの配布用布マスク2000万枚
  • 介護施設などへの配布用布マスクの受注業者は、興和、伊藤忠、マツオカ、ユースビオ、横井定の5社
  • 介護施設などへの配布用布マスク2000万枚のうち妊婦向けに50万枚振り向け
  • 妊婦用マスクの受注業者は興和、伊藤忠、マツオカ、ユースビオの4社(横井定は納入していない)
  • 妊婦用マスクで不良品が見つかったのは、興和伊藤忠の受注分(マツオカ、ユースビオでは不良品は出ていない)
  • 興和 受注金額 約54億8千万円
  • 伊藤忠 受注金額 約28億5千万円
  • マツオカコーポレーション 受注金額 約7億6千万円
  • ユースビオ&シマトレーディング 受注金額 5億2千万円
  • 横井定 受注金額 ???
  • 日本郵便 受注金額 約26億円

参照した報道記事

  1. <新型コロナ>未配布マスク全て回収 政府と興和・伊藤忠 不良品問題 (2020年4月24日 夕刊 東京新聞
  2. 妊婦向けマスク「謎の4社目」が判明 ユースビオ代表「癒着は一切ない」 (2020/04/27 16:21 BuzzFeed) 政府が妊婦向けに配布した布マスクをめぐり、非公表だった「4社目」の受注企業が福島市の「ユースビオ」だと明らかになった。同社代表はSNSで広がる「首相のお友達企業」「利権絡み」などの風評を明確に否定。「癒着は一切ないです」と話している。 
  3. 妊婦向けマスク4社目は福島・ユースビオ 菅氏「配布確認できたため公表」 (4/27(月) 17:37 毎日新聞
  4. 疑惑のマスク「謎の4社目」に浮上した関連企業 野党側「なぜ随意契約」政府「問題なし」 非公表だった「4社目」として突如、会社名が明らかにされた福島市にある「ユースビオ」に続き、政府は関連企業名を明らかにした。 (2020/04/28 17:11 Kensuke Seya Kensuke Seya 瀬谷健介 BuzzFeed News
  5. 布マスク、配布4%どまり 26億円で受注 日本郵便 (4/27(月) 20:50 JIJI.COM
  6.  

なぜ隠蔽?

なぜ国がユースビオの名前を隠そうとしたのか、癒着があったのかなかったのか、真実はわかりませんが、なるほどと思わされた解説を紹介。

そもそもブローカーが取り扱うのは主に中小企業相手の突発的な小口取引で、大企業や自治体、ましてや政府が顧客になるのは異例中の異例。政府が取引を極力隠そうとしていたのも、ブローカーからの調達という「非正規ルート」に頼らざるを得ない苦境を明らかにしたくなかったからだろう。さらにはユースビオの経営者が2018年に脱税容疑で有罪判決を受けていたという「過去」もあった。(アベノマスク「第4の受注業者」にユースビオが入った本当の理由2020-04-29 M&A Online

 

横井定株式会社

菅は27日の会見で、これまで非公表とした理由について、こう説明した。「介護施設等向けに2000万枚を納入した事業者は興和伊藤忠マツオカユースビオ横井定の5社」「妊婦用マスクはこの介護施設等向けマスク2000万枚の一部の50万枚。これまで興和、伊藤忠、マツオカの3社からの納入分について、妊婦用マスクとして配布されたことが確認できたので、そこを公表してきた」「(先週末に)改めて確認を行ったところ、ユースビオからの納入分についても、妊婦用マスクとして配布されていたことが確認できたため、公表した」(妊婦向けアベノマスク受注4社目はユースビオ 菅義偉長官も樋山茂社長も「癒着」否定 2020年04月29日 00時36分 日刊ゲンダイDIGITAL nifty

  1. 横井定株式会社は1950年に創業し、「日本マスク®」のブランドで半世紀以上マスクを製造販売してきました。(横井定株式会社について 横井定株式会社

 

シマトレーディング

国会答弁で突然名前が出てきたシマトレーディングという会社。ユースビオの社長の親戚が社長だそうで、一緒に受注したのだそうです。しかし、ユースビオの社長の説明では、ユースビオの受注額は4億7250万円と言っていたのに対し、加藤厚労大臣はユースビオとシマトレーディングはひとつのグループで5.2億円と説明しています。両者の説明も若干矛盾に思えます。2つの数字の差額4750万円がシマトレーディングの取り分ということなのでしょうか?

 

国会 シマトレーディング アベノマスク6社目 輸入 ユースビオ関連 加藤大臣が明らかに
 

厚生労働大臣加藤勝信くん「先ほどですね5.2億円の時に申し上げたんですが、輸出入をするもう一つの会社と一緒になって契約額が5.2億と申し上げた。したがって輸出についてはその会社が担っているというふうに聞いております」

厚生労働大臣加藤勝信くん「要するにシマトレーディングという会社でありまして、このユースビオはマスクにおける布の調達 あるいは納品時期等の調整そして今申し上げたシマトレーディングは生産輸出入の担当 …」

 

「シマトレーディング」は切り花などの輸入商社で、JNNの取材に対し、島正行社長は「ユースビオの社長は親戚で、マスクの輸入を手伝うよう頼まれた3月27日から29日にかけてベトナムから成田にマスクが届き通関手続きを行った。厚生労働省や工場との交渉はユースビオが行ったので詳しいことは分からない」などと話しています。(政府配布の布マスク、千葉県富里市の商社「シマトレーディング」とも契約 2020年04月29日 00時04分 TBS

 

  1. アベノマスク、新調達先“第5の会社”に議場騒然…切り花輸入業者、なぜ選ばれた?(2020年4月29日 05:30 スポニチアネックス)加藤氏は「シマトレーディング」と社名を明かし「ユースビオはマスクにおける布の調達、納品時期等の調整シマトレーディングは輸出入の担当をされていた」と答弁。27日に「ユースビオ」の名前が公表されたばかりで、齟齬(そご)を問われると「グループでありますから代表的にユースビオであると申し上げている」と説明した。「シマトレーディング」は登記上の本社は福島市だが現在人影はなく廃虚と化している。実質的な拠点は千葉県富里市にあり、主に切り花、切り葉の輸入を行っている。1980年設立で、同社の島正行社長(72)は「ユースビオ」の樋山茂社長の親戚に当たる。今回のマスクはベトナムから輸入したものだが、島氏は「3月にユースビオから話があった。ベトナムの会社を紹介したのは私。一緒に仕事をしたのは今回初めて」と話した。加藤氏の説明によると、この2社は、経産省経産局が広く行っている調達要請に呼応。品質などの検品をクリアした後の3月16日に5億2000万円の緊急随意契約を結んだという。

 

ユースビオ受注プロセスの懐疑点

 

 

 

ユースビオとシマトレーディングとの関係

 

ユースビオ(福島市)樋山茂社長の説明

ユースビオの樋山茂社長がインタビューに答えて、受注した経緯や公明党との関係、脱税問題、登記問題、社屋の簡素さ、ビジネスのやり方などに関して説明をしていました(リンク先を参照のこと)。

「うちは輸入業者だから、マスクを作ってはいない。でも、現地で生産している業者には実績があったから、これだったら行けるでしょう、と発注をいただいたんです。随意契約という名前となっているが、うちは単価契約と聞いている。単価を決めて、どんどん入れてくれという契約でした。受注額は5億ぐらいだから、ちゃんと計算してないけど、4億ちょっとの売上です。うちのマスクは1枚130円台と安いし、納品したものからは1枚たりとも不良品は出ていない。それでなんでこんなに騒がれなくてはいけないのか。4月の頭に不良品の問題が起きたときに、政府の担当者から名前を出していいかと聞かれ、『うちは関係ないから出していいですよ』とすぐにOKを出した。それなのに、うちの社名の公表が最後になった理由がわからない」

「うちの福島の事務所が平屋で小さいということで疑っている人がいますが、テレワークの時代だし、うちの事業メインはベトナムにあるので、携帯とタブレットとがあれば、いまどこでも仕事はできます。こんなところが受注できるわけがない、という人はビジネスセンスがないですよ。福島の会社はここに20年以上もいて、大家とも仲良しだし、友達もいっぱいくるからいるわけで。ネットではみんな事情も知らず非難していて、わけがわかっていない。そういう人たちとはしゃべりたくない。勝手にしろですよ」

(転載元:アベノマスク疑惑のユースビオ社長を直撃40分「脱税事件で苦労…学会3世で公明党議員と付き合いあるが、関係ない」〈週刊朝日〉 4/28(火) 22:45配信 AERAdot. YAHOO!JAPAN)

  1. 「ベトナムの工場で作った」 政府配布のマスク受注業者―福島 (2020年04月27日19時43分 JIJI.COM)「新たに契約したベトナムの工場に350万枚作らせた。現地に日本人社員を駐在させて検品などをしており、(異物混入などの)クレームは一切ない」… 樋山社長によると、納入したのは立体型の再利用可能なマスクで、「70回以上洗っても抗菌性が落ちない」という。受注額は1枚135円で「うちは他社より安い。国との癒着は全くない」と強調した。 … 同社はバイオマス発電向けの木製ペレットの輸入会社。2017年8月に設立され、従業員は5人
  2. アベノマスク4社目・ユースビオ社長 政府との癒着の噂全否定、脱税有罪も激白 (4/27(月) 22:40配信 デイリー YAHOO!JAPAN)「マスクで儲けたと思われるかもしれませんが、うちはリーズナブルな値段で出している。円高差益で多少の利益はあるかもしれませんが、保管や輸送のコストを考えたら、厳しいですよ」と訴えた。受注額については「135円×350万枚です」と、4億7250万円であることも明らかに。「うちは他社と違って、1枚も不良品は出していません」

 

受注先(4社目)ユースビオ

 

 

アベノマスクの受注先を隠す安倍政権

  1. 受注4社目、なぜかかたくなに公表拒否 妊婦向けアベノマスク、深まる疑念 (会員限定有料記事 2020年4月24日 19時44分(最終更新 4月26日 11時06分) 毎日新聞)厚生労働省は受注企業について「興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社プラス1社」と説明し、残る1社については公表していない。残る1社についても公共調達のルール上、公表する義務があり、野党は公表を強く求めているが、厚労省の担当者はかたくなに拒み、かえって疑念が広がっている。厚労省は21日、政府が全世帯に2枚ずつ配布する布マスクについて、受注企業は興和伊藤忠商事マツオカコーポレーションの3社で、契約額はそれぞれ約54・8億円、約28・5億円、約7・6億円計約90・9億円だったと明らかにした。
  2. 布マスク4社目は非公表「手続きを踏むルールある」(2020年4月23日21時2分 日刊スポーツ) 厚労省は「一定の手続きを踏むルールがある。4社目のマスクは他の3社と形状が異なる。不具合の報告があった物の中に見当たらなかった」と、非公表の理由を説明した。

アベノマスクの受注業者

当初、受注業者は3社だと発表されていました。

安倍晋三首相肝煎りの全世帯配布が始まった布マスクについて、企業3社が計90.9億円で受注していたことが22日までに分かった。社民党の福島瑞穂党首が厚生労働省に問い合わせ、書面で回答を得た。それによると、受注したのは興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社。(布マスク受注は3社、90億円 新型コロナ 2020年04月22日11時57分 JIJI.COM

 

 

 

カビノマスク

 

 

アベノマスク”また不良品 妊婦用に続き全戸用も(20/04/22)

 

 

  1. 妊婦向け布マスク 不良品3万枚に (2020年4月28日 5時46分 NHK NEWS WEB)新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、政府は妊婦向けに合わせて50万枚の布マスクを全国の自治体に発送しましたが、不良品が見つかったことから、先週、配布を一時停止し、原因を調べています。布マスクは各自治体で保管されていますが、関係者によりますと、27日昼の時点で、不良品の報告は400余りの自治体から合わせておよそ3万枚に上っているということです。

 

アベノマスク(abenomask)とは

アベノマスクとは、佐伯(さいき)耕三首相秘書官(44)の『全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ』という進言を受けて、安倍首相が日本の全世帯に2枚ずつ布マスクを配布することにより、新型コロナウイルス感染の不安を解消する国家プロジェクトです。

 

 

 

 

 

  1. Coronavirus measure in Japan of 2 masks per home taken as April Fool’s joke, mocked as ‘Abenomask’ (By Travis Fedschun, April 2, 2020  Fox News)