中古戸建物件を購入する際には、リフォームを前提に購入される方も多いでしょうが、すぐに住めるきれいな物件を好む人もまた多いでしょう。限られた予算でギリギリの価格の物件を見つけた場合に、リフォームする経済的な余裕がありません。すでにリフォーム済みであるのはありがたいわけでs。ところが、ここにありがちな落とし穴があります。今まで何件も経験したことですが、もともととても高級感のある良い家だったのに、リフォーム業者が安い材料費でリフォームしたために、リフォームしたところだけチープになって非常にアンバランスな家になってしまうという危険があります。例えばフロアリング。もともと木だったのが、木目を印刷したものになっていたり。
リフォーム前の物件だと、家主さんがどのていど几帳面できれいにお住まいになられていたかがわかりますが、クロスの張替えなどのリフォームがなされていると、そういった情報が失われます。当然、雨漏り、水漏れなどによる床のシミや腐食も誤魔化されてしまことでしょう。自分がリフォームするなら、こんな安っぽいリフォームの仕方はしなかったのに、と残念に感じるケースがいくつもありました。
すぐ住み始めることができるのは大きなメリットですが、重大なことが覆い隠されたり、せっかくのもともとの良い家が安っぽくされてしまうデメリットがあるので要注意です。
勿論、業者の持ち物件の場合には仲介手数料がかからないというメリットはあります。2500万円の家だと90万円くらいと聞いたことがありまので、これがないというのは大きいことです。