自分は極度のあがり症で、子供のころから悲惨な経験をしてきました。社会人になるといやでも人前でプレゼンテーションをしたりする機会がありますので、あがってしどろもどろになるというのは致命的です。みんなでカラオケに行って楽しむときに、自分一人だけあがってしまって声が震えるとみじめだし、みっともなくて恥ずかしい思いをします。
もはや若くない年齢になってしまいましたが、それでもまだ瞬間的にあがった状態になってしまい困ることがあります。
あがり症は克服できるものなのでしょうか?自分の過去の経験からすると、まったく上がらない人間に変わるのは難しいのではないかと思います。できることは、過度の緊張状態に陥らないこと、多少緊張したとしても本来の目的を達成できるように入念に準備することくらいでしょう。その程度であれば、なんとかなります。今の自分の場合、仕事のプレゼンをやったときに、「あまり、緊張しているようにみえなかった。」「緊張しないタイプなのかと思った。」と言われることすらあります。実は結構緊張しているんですけどね。
あがらないための準備
あがってしまってプレゼンがボロボロにならないようにするためには、入念な準備をする必要があります。プレゼンの内容を練って、頭の中で構成を整理する事。パワーポイントのスライドを使うのであれば、スライドを見せる順番が完璧に頭にはいっていて、自然な流れを作れることは最低限の準備といえます。
そこまでやったら、今度はちゃんと声に出して一人でプレゼンの練習をすることです。恥ずかしがっている場合ではありません。本番でこける恐ろしさに比べれば、練習中に人が通りかかって恥ずかしいということなどどうってことありません。練習中に人が来たら、しっかりその人を見てアイコンタクトを取り、にっこり笑って、今練習中なんだということをボディランゲージで伝えましょう。そのような臨機応変の行動ができるようにすることも、プレゼンの練習の一部だと考えてよいのです。
アガらないための考え方
SMAPのリーダーだった中居くん(中居正弘)の語録の中に、「相手を思いやる気持ちがあれば、緊張しない。」というものがあります。あがらないための極意は、これでしょう。上がる人は、自分に意識が向いてし合っているのです。日ごろからあがらないためのトレーニングとして、人の思いやる気持ちを持ち続けることが大切なんだと思います。