本屋さんで『東大文系数学 系統と分析』という問題集を見つけて手にとってみた。前書きにとてもいいことが書いてある。
「なぜ」「どうすれば」「何を」を石井しながら経験した100問は、何万問もの問題に対応できる真の数学力を構築してくれるはずです。 東進ハイスクール・河合塾 数学講師 松田聡平
やみくもに問題数を増やしても、そもそも、そんな時間は受験生にはありませんから、精選された必要十分な数の問題に取り組んで、実際の入試でどんな新しい問題が出ても解けるだけの実力を身につけることが、受験勉強の本質になります。
この本ではみやすさを優先して、一問の問題と解答が見開き2ページで全てまとめられています。そのため十分な解答解説になっていないのではないかという批判がアマゾンレビューで多数見られます。確認していませんが、「1993年第4問、模範解答が誤答」という指摘もあります。
他にも東大の過去問問題集はいくつかありますので、まとめておきます。
- 鉄緑会東大数学問題集 資料・問題篇/解答篇 1980-2009〔30年分〕 定評がある。
- 駿台予備学校 東大入試詳解25年数学<理科>―2017~1993 (東大入試詳解シリーズ) 通称”青本”のシリーズのひとつ
- 本庄 隆 著 東大の理系数学27カ年[第9版] (難関校過去問シリーズ)2018 通称”赤本”のシリーズのひとつ
- 安田 亨 東大数学で1点でも多く取る方法/文系編(第3版) (大学への数学) 2014 受験生からの評価が高い著者。
- 築舘 一英 世界一わかりやすい 東大の文系数学 合格講座 (人気大学過去問シリーズ) 中経出版 2013
- 松田聡平 『東大文系数学 系統と分析』