サラリーマンには定年があります。定年しても年金がすぐにもらえるわけでもなく、年金受給がはじまっても到底暮らせるような金額がもらえるわけでもなく。住宅ローンは定年後もずーっと続きます。
そうなると、自分で何かやってお金を稼ぐしかありません。自分はウェブサイトをいくつかつくってみましたがとてもとても稼げるところまでいきませんでした。月に数千円のアフィリエイト収入があっても、しょぼい小遣いでしかありません。
歳を取ったらビルの警備員みたいな仕事しかないかもしれませんが、自分は体力的に無理です。そこで自分にできそうなものと考えると、学習塾、補習塾が頭に浮かびました。よくある個別教室なら設備がほとんど不要でしょう。黒板、白板、チョークの類もいらないかも。教材の印刷のためのプリンターは必須かな。
立地
塾は子供が通えル場所でないといけないので、立地は重要です。学習塾はたいてい通いやすいように駅の近くにあります。自分の場合、テナントを借りるのは金銭的に絶対無理なので自宅でやりたいのですが、住宅地の真ん中に住んでいるので小学生や中学生の徒歩圏というメリットがあります。老齢化が問題になっている市にいますが、幸い自分がいる地区に限れば子供の数は増加傾向にあり、朝の登校時間帯などは何百人もの子供たちがぞろぞろと集団で投稿しています。立地の良さという条件はクリアできているのではないでしょうか。
収益性
自宅で塾をやるとなると、自分一人で一つの部屋で教えるので仮に4人のクラスにしたとしても、1日に何個かのクラスを開講するのがせいぜいでしょう。3つのクラスを開講するとして12人。月~金の5日働くとして12x5=60人。月謝1万円として60万円が限度。どう頑張ってもこれが上限になりそう。1日に2クラスなら40万円。1日1クラスなら20万円。週3日しか生徒がいなければ一カ月の収入(売上)は12万円。実際どんな時間割が可能かまだ詰めていませんが、それほど高い収益は期待できません。
まあ年金だけでは食べていけないので足しにできればくらいのつもりであれば、塾をやるというのは良いアイデアかと思います。
コストゼロ
自分で経営するのであって、公文式や東進のようなフランチャイズに参加するわけではないので、フランチャイズフィーはゼロ。
塾講師は雇わずに自分が教えるので、人件費ゼロ。
自宅で教えるので、テナント料はゼロ。
積極的に広告を打たなくてもネットで検索してもらえれば絶対に表示されるのでウェブサイトをつくっておくだけでよく、広告料はゼロ。広告を打つにしても、グーグルの広告とか、市の広報誌に出せばせいぜい一カ月1万円ていどの出費。多分、広告費用をかけなくても生徒は来ると思います。何しろ若い世代がたくさん住んでいる住宅地で、住宅地内には塾はあまりないので。
開業の手続き
個人塾を開業する場合、一体どんな手続きが必要になるのでしょうか。税務署には開業届を、市役所には事業開始申請書を提出する必要があるのだそうです。
設備・備品
塾なので椅子と机は必須です。今のところ、自分たちのダイニングテーブルセットが一つあるだけなので、机と椅子は買う必要があります。椅子、机、プリンター、白板、ウェブサイト作成、教科書、参考書、問題集が初期投資に必要な備品になりそう。
塾と家庭の切り離し
家で塾をひらくデメリットとして、ネットをいろいろ見ていたら、子供目線でみたときに、生活臭の漂うところで勉強するテンションが上がらないというのがありました。へーってなものです。でも納得。生活感を見せちゃだめなんですね。