加計学園と森友の2つは、公正な手続きをふまずに安倍首相がお友達に便宜を計ったという点で、同根の問題です。国民が納めた税金を適切に使わずに、自分のお友達に儲けさせているという構図ですから、これほどの社会問題化しているというわけです。そうはいっても、加計、森友の話は最初からフォローしていなかったり、あまり普段新聞テレビを見ない自分のような人間には、一体今日のこのニュースはポイントは何?結局、何が問題で誰が悪いの?というところが判然としません。悪人は悪事を働いたことを認めずに、のらりくらりかわそうとするものですから、本当にややこしくなります。発言内容もくらくらかわりますし。
そんなわけで、このややこしい話をすっきりと説明してくれているウェブサイトを探してみました。日経のサイトが、登場人物などを模式図でまとめあげていてわかりやすいですね。首相夫妻の関与が疑われたので、財務省が公文書を改案するという暴挙をやってのけており、本当に民主国家としてはありえないこと、絶対にあってはいけないことが起きています。政治権力を利用してお友達に便宜を計るというのは、犯罪的な行為だと思いますが、首相をはじめ財務省トップなどがそういった工作をしていて、しかもばれそうになったら滅茶苦茶なことを言い出して、言い逃れしようとしていて、もうニュースを追うのも疲れてきます。
加計孝太郎理事長が首相の「長年の友」であったため「特別の便宜」を疑われています。首相や政府は関与を否定していますが、愛媛県職員が作成したという備忘録には「柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会し『本件は首相案件』と言われた」などと記されていたため、柳瀬氏は18年5月の国会に参考人として招致されました。その後、愛媛県が国会に提出した文書には、首相が15年2月に加計氏から獣医学部構想を聞き「いいね」と言ったとも書かれていました。首相は直後に、この加計氏との面会を否定しました。 (出典:なぜ問題になったか 加計学園:認可に官邸から働きかけ? https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/fv20180523/)
こちらのサイトもわかりやすいと思いました。
「おい、これ、典型的な利益相反事例じゃないのか?」「安倍晋三の仲間ってのは、どうしてこうも、国の財産をホイホイと手にできるんだろうねえ・・・」「安倍晋三が総理という立場を利用して、仲間に便宜を図ったんじゃねえのかよ?」という疑惑が当然のように湧き上がったというわけだ。「内閣総理大臣や官房副長官と親しい者が運営する学校のために、巨額の公の財産が使われる」となれば、典型的な利益相反が疑われる事例。では、そのような疑いを覆すだけの合理的な理由づけは本当にあるのか?これが「加計学園問題(疑惑)」の入り口の部分である。出典:加計学園問題とは?分かりやすく~今さら人には聞けない方へ・・・ ひきこもりニートだから知ってるトレンド情報ブログ https://trendneet.com/kakegakuenmondai.html
加計学園問題に関する報道
- 加計学園がコメント発表 「誤った情報を与えた」 朝日新聞DIGITAL 2018年5月26日21時07分 学校法人「加計(かけ)学園」は26日、愛媛県今治市への獣医学部新設をめぐり、2015年2月に加計孝太郎理事長が安倍晋三首相と面会したと記した県の文書についてコメントを発表した。当時の担当者に記憶の範囲で確認したとし、「実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思うとの事でした」としている。 県文書の記載を打ち消す内容で、28日の衆参両院予算委員会の集中審議で議論になりそうだ。 県が21日、参院に提出した関連文書には、安倍首相が15年2月25日に加計氏と15分程度面会したという学園から県への報告内容が記されていた。首相が「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」とコメントしたという記述もあった。
- 加計問題 「会っていないと言えない」柳瀬氏、愛媛職員と 毎日新聞2018年4月17日 06時45分 最終更新 4月17日 06時45分) 学校法人「加計(かけ)学園」(加計孝太郎理事長)の獣医学部新設を巡り、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が愛媛県職員らと面会した際に「首相案件」と語ったとされる同県作成の文書がみつかった問題で、面会が国会で審議された昨年7月、柳瀬氏が周辺に職員らと面会した可能性を認めていたことが、政府関係者への取材で明らかになった。
- 加計学園問題でも公文書書き換え疑惑 「週刊文春」編集部 2018/03/14 source : 週刊文春 2018年3月22日号 日付も書き出しも同じ。だがひとつは黒塗りで、ひとつは議事要旨が開示されている。議事要旨が開示されているほうは分量が2ページ分も少ないため、書き換えが強く疑われた。不審に思った村上氏が復命書の起案者である市企画財政部の課長補佐に尋ねたところ、驚くべき答えが返ってきたという。「その職員は、『内閣府の指示を受けて書き換えた』と言うんです」(村上氏)