中古戸建を探していて思うこと 住みたくもない家のために何千万円もの借金を背負うのか

自分の稼ぎが悪いため、あまり予算がないわけですが、そうなると選択肢が限られてきます。職場まで2時間近くかかるくらいに都心から離れないと値段的に手が出ない。新築だと今時限られた予算では広い部屋がないので、中古を探さざるを得ない。マンションでなくどうしても戸建てが必要なので、20年、30年も昔の物件しか買えない。ドリームハウスという言葉がありますが、一生に一度の買い物なので夢もへったくれもありゃしない状況です。

それでいて、定年を過ぎても全然払いきれないくらいの多額の借金を負うことになります。住みたくもない家を探して、巨額の借金を負おうとしている自分て、いったい何やってんだろう?という気がしてきました。

本来なら十分な経済力を得て、住みたい地域、住みたい街、住みたい地区、住みたいご近所さんを選らび、好条件の立地に土地を買い、自分が住みたい間取りで注文建築を立てるべきだったのだと思います。そんなことは全然不可能なので、なんでもよいから住める家を買うしかないのです。

無計画な人生を生きてきた代償は高くつきます。まあ、その時その時を一生けん命に生きていれば、必ず良いほうに物事は転がるものだという信念があったのですが、人生そんなに甘いものではありませんでした。一生懸命努力することが、そもそも必ずしも保証されていないのです。