アマゾンアソシエイトの「メインEメールアドレス 」が変更できない悩み【解決編】

アマゾンアソシエイトのアカウントを作ったときに、メールアドレスを登録したわけですが、このメールアドレスを変更したいと思いました。そんなこと一瞬だろうと思ったのですが、ところがどっこい、これが実にやっかいで何ヶ月も悩んだので防備録を書いておきます。

数ヶ月間の間、ときどき思い出しては、メールアドレス変えなきゃと思っては試し、やはりうまくいかない、の繰り返しだったのですが、実は、うまくいかなかった理由は2つのステップで躓いていたから、そして、基本事項を知らなかったからでした。なんてことない知識の欠如が人生の足を大きく引っ張ることがあるとしたら、怖い話です。

 

泥沼編

「amazonアソシエイト」にログインすると、インターネットブラウザ(自分の場合FIREFOXを使用)のページの右上に、現在使用中のEメールアドレス(仮にXXXXXX@XXXとする)と、アソシエイトIDとが表示されています。Eメールアドレスの右の下向きの三角印(▼)にマウスのカーソルをあてると、プルダウンメニューが表示されるので、「アカウントの管理」を選びます。「アカウント情報」の一覧から、「アカウントユーザーの追加・削除・変更」をクリックすると、「新規ユーザーの登録」の項目が表示されるので、「Eメールアドレスの入力」の欄に、自分が新たに登録したいEメールアドレス(仮にYYYYYY@YYYとする)を入力します。その右側に、「役割を選択する」というメニューがあるのでクリックすると、選択肢として、「サブユーザー」と「Pubisher Studio」の2つが表示されるので、「サブユーザー」を選択します。そして「招待メールを送る」をクリック。すると、

あなたのアソシエイトアカウント (アソシエイトID: ZZZZZZZZ-22) へのアクセス権を与えるための招待メールは、以下のEメールアドレスに送られます。
YYYYYY@YYY
24時間以内に上記のアドレス宛てに登録手順を記載した招待状(Eメール)を送信します。
アカウントの作成が完了し次第、すぐにアソシエイト・セントラルをご利用いただけます。またメインユーザーにはアカウントが正常に作成されたことを通知します。
というメッセージが現れます。

知っておくべきだったこと1 どこにも指示はないのですが、実は、ここで、アマゾンアソシエイトを一端「サインアウト」しておかなければならなかった

これはネットで検索したときに複数の人が指摘しているのを見つけました(すいません、自分が見たのがどのサイトだったかがわからなくなりました)。自分はそれを知らなかったため、アマゾンアソシエイトにサインインした状態のまま、新たに登録したメールアドレスのメールを確認しにいきました。すると、メールボックスには「Amazonアソシエイト・プログラムの新規ユーザー登録について」という表題のメールが来ており、「1. 以下のURLにアクセスしてください: 」という指示にしたがって、その下部に表示された長ったらしいURLのリンクをクリックします。すると以下のエラーメッセージが出ます。
無効なログインユーザー
XXXXXX@XXX は招待が送信されたEメールと同じではありません。招待を受けたEメールで招待を受け入れるようにしてください。XXXXXX@XXX はすでにアカウントの第二ユーザーに送信されましたので、招待を受諾できませんでした。
ここで、なんでだーっ!と頭を抱えるわけです。なんともひどい話です。不親切すぎます。この罠にはまらない人が一体日本に何人いるのでしょうか?
この受信したメール、ステップ2には以下のようにありました。
2. 新しいユーザーアカウントを作成するか、既存のAmazon.co.jp のお客様用アカウントに登録済みのEメールアドレスとパスワードを使って、ログインしてください。
3. アソシエイト・セントラルに登録すると、前述のアソシエイト・アカウントにアクセスできます。
ここでいう「登録済みのEメールアドレス」がいったい、どっちのアドレスのことなのかも不明です。(あとからわかったことですが、この「登録済みのEメールアドレス」は、今の場合、新たに登録したいYYYYYY@YYYだと思います。XXXXXX@XXXでログインしたら、再びはまったので。)
さて、アマゾンアソシエイトをサインアウトします。そして、あらためて、新しいアドレスに来た通知のURLをクリックすると、今度は、アマゾンのログイン画面にとばされます。ここで(後かからわかったことがだ、ここでYYYYYY@YYYでログインすべきだった)XXXXXX@XXXでログインすると、
無効なログインユーザー
XXXXXX@XXX は招待が送信されたEメールと同じではありません。招待を受けたEメールで招待を受け入れるようにしてください。XXXXXX@XXXはすでにアカウントの第二ユーザーに送信されましたので、招待を受諾できませんでした。
となりました。やっぱりわけがわかりません。どうも、

知っておくべきだったこと2 あたらしいアドレスYYYYYY@YYYで「アソシエイト・セントラルのアカウント」を(もしまだなら)新規登録しないといけない

ようです。なぜ?自分はただ、登録アドレスを変更したかっただけなのに。この受信したメールのリンクをクリックしても、エラーメッセージしか出ないため、また最初からやり直しです。

解決編

  1. アマゾンアソシエイトにログインして、「アカウントの管理」画面で、「アカウントユーザーの追加・削除・変更」を選ぶと、「招待メールを送ったユーザー」の項目に、自分が新たに登録したかったYYYYYY@YYYというアドレスが「状態:保留」になっているので、「撤回する」を選び、「変更を保存する」ボタンをクリックします。
  2. さて、気を取り直してやりなおします。「Eメールアドレスの入力」の項目に新たにスイッチしたいEメールアドレスYYYYYY@YYYを入力します。
  3. 招待メールをおくったら、一端、アマゾンアソシエイトをサインアウト!
  4. EメールアドレスYYYYYY@YYYの受信箱にきたメールのURLをクリック。
  5. アマゾンへのログイン画面に飛ばされるので、ここで、元のアドレスXXXXXX@XXX で入るのではなく、新アドレスYYYYYY@YYYでログインする必要があります。自分はそもそも新アドレスYYYYYY@YYYでアカウントをもっていないので、ここで新規登録を選びます。
  6. 「アソシエイト・セントラルへようこそアカウントの作成が完了しました。これよりアソシエイト・セントラルをご利用いただくことができます。」というメッセージが表示されました。
  7. これでアマゾンアソシエイトの管理画面にいくと、ウェブページ右上に表示されているメールアドレスがすでに新YYYYYY@YYYになっていました。
  8. あれ、じゃあ古いアドレスXXXXXX@XXXはどうなったの?という疑問が湧きました。「アカウント情報」の一覧から、「アカウントユーザーの追加・削除・変更」という項目が消えていました。これも謎です。てっきり、ここで、アカウントユーザーの変更をするのだと思っていたので。ここまで来てようやく気付いたのですが、「アソシエイトID: ZZZZZZZZ-22という固有のアカウント一つに対して、アソシエイト・セントラルのアカウント」はEメールアドレスとごに複数作れるということなんですね。いや、複数作らないといけなかったわけです。たかが、Eメールアドレスを変更したかっただけなのに。
  9. 古いアドレスXXXXXX@XXXでアマゾンアソシエイトに入ってみると、「アカウントの管理」>「アカウントユーザーの追加・削除・変更 」で、「現在のユーザー 」がメインEメールアドレス :XXXXXX@XXXになっていました。こんどこそ、「メインユーザーの変更 」のメニューに新アドレスYYYYYY@YYYも選択肢に現れていたので、ここで、切り替えて、保存。ついに、変更に成功しました。いやー、長かった。
  10. XXXXXX@XXXがメインユーザーでなくなったせいか、XXXXXX@XXXでログインした状態では、今度は、「アカウントの管理」の一覧から、「アカウントユーザーの追加・削除・変更 」の項目が失われていました。
  11. 逆に、新アドレスYYYYYY@YYYでログインしたら、今度は、「アカウントの管理」の一覧に、「アカウントユーザーの追加・削除・変更 」の項目が加わっていました。
  12. 現在のユーザーには、旧アドレスXXXXXX@XXXが(なぜか2つ)あるので、「ユーザーを削除する 」のチェックボックスにチェックを入れて、「変更を保存する」をクリック。これで、「サブユーザーはいません」という表示になりました。ようやくこれで、アドレスを完全に変更することができました。

 

総括

結局、自分が知らなかったことは何だったのかというと、

知っておくべきだったこと3(基本的事項) 「アソシエイトID: ZZZZZZZZ-22という固有のアカウント」1つに対して、それに紐付けされる「メールアドレスごとのアソシエイト・セントラルのアカウント」が(複数)ある

という階層構造です。このことを知らなかったために、無駄に時間と労力を使ってしまいました。あー、疲れた。

物理学みたいに、自然現象を理解するために苦労するのはしかたないと思えますが、今回のように人間がつくったシステムを理解するのに困難を感じた場合には、もっとわかりやすく説明してくれればよかったのに、と言いたくなります。