三菱UFJの住宅ローン事前審査
かんたん事前審査というウェブページがあります。自分は口座を持っているので「三菱UFJ銀行の口座をお持ちのお客さま」をクリック。口座番号や暗証番号を入力させられます。手元に揃えておきたい資料としては、
- 源泉徴収票などの前年度年収が分かる資料
- 保険証等
- 勤め先の概要:会社名、住所、連絡先、設立年月日、資本金、従業員数等
という案内が出ました。続けていくと、借入額、借入期間、元利均等返済か元金均等返済かを選ぶ必要があります。
数日したら三菱UFJのローンの部門から携帯に電話がかかってきました。実は転職した場合には最低1年経った人しかネットの事前審査の対象にはならないんだそうです。そんなん、聞いてないよという話です。しかし、保証会社に当ててみましょうということで、今の月給(額面)を聞かれました。それを12倍するらしいです。
電話を切って、あとからしまったと思ったのですが、住宅ローンの審査の場合には交通費は年収には含めないみたいです。思ったよりも妙に年収が高いと思ったら交通費を入れていたせいでした。これだと事前審査に通っても本審査で落ちるかも。しかし、電話で聞かれたのは現在の月給だけで、過去の職歴はウェブで入力する項目はありませんでしたし銀行からの電話でも全く聞かれませんでした。前職は真面目に長年勤めていたのに、その情報は不要なんだそうです。それじゃあ、審査通るわけないよなと思いました。結構機械的に切り捨てられるだけなんじゃないかな。
三菱UFJの事前審査の結果がメールで来て、それによると本審査に進めますということでした。つまり、事前審査には通ったようです。これは意外でした。転職して間もないのに通ることがあるんですね。年収とか、勤務先の固さとか、職種がどう変わったか変わっていないかなど総合的に判断されたのではないかと思います。想像ですが。
転職後3カ月(給与明細は3回出た状態)で住宅ローンが借りられるとは、一般的にはあまり思われていないと思います。不動産屋さんに行っても、転職直後ですと言ったとたんに、やる気をなくした表情をされますから。しかし、不動産屋さんはあくまで一般的なことで判断しているだけで、転職事情は個人個人でかなり異なるわけです。自分としては不本意な転職であっても、銀行やローン保証会社から見ると、見るポイントが全然違うから融資ということに関してはOKということなんだろうと思います。いい社会勉強になりました。
三菱UFJのネットの住宅ローン事前審査は無意味だった
後日談ですが、いざ気に入った物件を見つけてその物件を仲介する不動産屋さんに銀行ローンの相談をしました。すると、三菱UFJは事前審査は通っていたにも関わらず、あっさり無理ですとの回答。勤続年数が足りないそうです。これじゃネットの簡単事前審査はほとんど意味がないということですね。あほらしくなりました。その仲介不動産屋さんによれば、聞いてくれたところ全て都銀はダメだったそうです。地銀のうちのいくつかは「興味」を示してくれたとのことでした。地方の信用金庫とか、第2地銀とかその辺りに落ち着きそう。やっぱり、転職後に住宅ローンを借りるのは難しいです。現実を思い知りました。