中古物件を選ぶ基準、決めてになること

中古の戸建てをいろいろ見てきて思うのは、まず価格帯で決まるということです。1500万円前後で探し続けて、もし途中で気が変わって2000万円前後に予算を変更すると、物件の内容が変わってくるのでもはや比較できません。2500万円前後に予算を上げればまた物件のレベルが変わってきます。価格を設定しないかぎり、複数の物件を比較して良し悪しを考えることができません。

同じことは地域にも言えます。千葉県なのか、埼玉県なのか、東京都なのか、神奈川県なのか、地域によって相場が全然異なるため、場所を決めない限り比較検討ができないということになります。価格を一定にして、地域のみ比較するなど、比較したい条件を一つだけにしないかぎり比較はできないということです。価格と地域を固定すれば、物件ごとの比較が可能になります。

複数の希望条件のそれぞれを固定して、複数の物件の中から一つのお気に入りを見つけ出したとした場合、そのあとに気が変わって条件を変えるとなるとまた振り出しに戻って一から探しなおしということになってしまいます。何カ月もかけた家探しの苦労が全部水の泡になるので、自分がどんな家を買いたいのかという条件を極めて明確にしてから家探しを始めない限り、いつまでたっても家探しに終わりがこないということになってしまうので要注意です。