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日産X-トレイルとMAZDA CX-5との決定的な違い 運転席のポジション調節の細やかさ

運転席の調節機構の数

SUVを買うときに、日産X-トレイルとMAZDA CX-5で迷った末に日産X-Trailを買ってみて気付いたことが一つありました。

自分の体形(小柄、腕短い)の場合、日産X-トレイルだと座面の前側のふちが足のももの裏側に当たって、鬱屈した感じになります。ハンドル操作を考えた場合、背が低いので座席の高さは高くせざるをえず、足(ももの裏、ひざ近く)が座面のふちに圧迫されるのです。ハンドルの位置を調整してもダメでした。

体がある程度大きい人は問題ないのかもしれませんが、小柄な人間にとっては結構問題だということがわかりました。体型によるので問題にならない人はまったく問題にならないのでしょう。

MAZDAのマニュアルを見てみると、

  1. 角度調節(リクライニング)、
  2. 張り出し調節(ランバーサポート、運船籍のみ)、
  3. 前後調節(スライディング)、
  4. シート全体高さ調節、
  5. シート前端高さ調節(運転席のみ)

と、5か所について調節できます(出典:MAZDA CX-5 電子取り扱い説明書)。この、「シート前端高さ調節(運転席のみ)」が自分の場合には決定的に重要だったというわけです。

一方、日産のほうをみてみると、

  1. 背もたれの角度調節(リクライニング)、
  2. 前後位置の調節(スライド)、
  3. 上下位置の調節

の3つに関してしか調節できません(出典:日産取扱い説明書)。

ちなみに、マツダの「ランバーサポート」というのも結構重宝するのではないかと思います。車種は違いますが、自分が昔乗っていた車にもランバーサポートの調節がありました。長時間運転する場合は非常に効いてきます。自分は海外に行く飛行機で、枕を腰にあてているのですが、そうするのとしないのとでは疲れ方が全然違いますので、やはり腰のサポートは大事だと思います。

ヘッドレストの位置

小柄な人間にとって困る点がもう一つ。それはヘッドレストの位置が合わない事。オートバックスにいくと、首のところに当てるものが売っていますが、どれを試しても合うものがありませんでした。

結論

標準的な体型、体格ではない運転者の場合、座席の高さの調節機構はできるだけ細やかなほうが良いです。デザインは良くて気に入っているのに大きさや形が合わないので長時間履けない靴みたいなことになります。

同じ価格帯の車なのに、メーカーによってこれだけの違いがあるというのは驚きです。車の運転に対する信念の違いでしょうか。