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普通のパブロンとパブロンSとパブロンSαとパブロンWの違いは何なの?

風邪気味で、これ以上ひどくなったらヤバイと思い、パブロンSαの粉末を飲んでいたのだが、残りが少なくなったので、近くの薬局(Welcia)に買いに行った。風邪薬コーナーに入ったら、普通のパブロンとパブロンSとパブロンSαとパブロンWが並んでいて、さらに、粉末、錠剤などもある。普通のパブロンじゃだめなのと思ったが、SとかαとかWとかついていると何だか効果がもっとありそうで、普通じゃダメなような気がしてきて、パブロンの棚でしばらく立ち止まってしまった。値段は普通のパブロンが一番安いのだが、値段相応に効き目も悪いのかなぁなどと考え込んでしまい。

結局、今までと同じパブロンSαを購入した。成分を見てみると、せき・たんに効く成分として、ブロムヘキシン塩酸塩4㎎、ジヒドロコデインリン酸塩8mg、dl-メチルエフェドリン塩酸塩20㎎、熱に効く成分として、アセトアミノフェン300㎎、鼻水・鼻づまりに効く成分として、マレイン酸カルピノキサミン2.5mgが入っていた(1包み 1.2g中)。

じゃあ、パブロンS錠の中身は何なのと思ってみてみたら、成分 3錠中 ブロムヘキシン塩酸塩 4mg、ジヒドロコデインリン酸塩 8mg、dl-メチルエフェドリン塩酸塩 20mg、アセトアミノフェン 300mg、リゾチーム塩酸塩 20mg(力価)、マレイン酸カルビノキサミン 2.5mg、無水カフェイン 25mg、ビスイブチアミン(ビタミンB1誘導体) 8mg、リボフラビン(ビタミンB2) 4mgとなっている。

パブロンSαの成分は全部パブロンSにも入っていた。だとしたら、αって何なのっていう疑問が残る。Sよりもプラスアルファがあるからαなのかと思ったのに。

パブロンゴールドAはというと、1包(0.96g)中、グアイフェネシン 60mg、ジヒドロコデインリン酸塩 8mg、dl-メチルエフェドリン塩酸塩 20mg、アセトアミノフェン 300mg、クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5mg、無水カフェイン 25mg、リボフラビン(ビタミンB2) 4mg となっていて、若干成分が異なっていた。

パブロンSゴールドWは、というと、「気道粘膜クリア成分のアンブロキソール塩酸塩と気道粘膜リペア成分のL-カルボシステインで、気道粘膜バリアをWケア」するそうだ。WはダブルケアのWだった。成分 1包(0.96g)中、アンブロキソール塩酸塩 15mg、L-カルボシステイン 250mg、ジヒドロコデインリン酸塩 8mg、アセトアミノフェン 300mg、クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5mg、リボフラビン(ビタミンB2) 4mg となっている。こうしてみると、パブロンSのSが何だったのかもよくわからない。

大正製薬さんはパブロンの商品名は行き当たりばったりでつけてんのかな。「よくある質問」にも出ていないけど、誰も疑問に思わないのか?

おなじパブロンの名前を冠した商品として、「パブロン滋養内服液」がある。自分もこれを今日2本飲んでいて、風邪のひきはじめの調子の悪さをなんとかだましだまししのげたような気がする。ただ、これはパブロンといっても風邪薬ではなくて、成分を見ると、1本(50mL)中、ショウキョウ(生姜)エキス(生姜400mgに相当) 44.5mg、ケイヒ(桂皮)流エキス(桂皮150mgに相当) 0.15mL、シャクヤク(芍薬)エキス(芍薬120mgに相当) 30mg、タイソウ(大棗)エキス(大棗200mgに相当) 80mg、カンゾウ(甘草)エキス(甘草100mgに相当) 25mg、タウリン 500mg、リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2) 5mg、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 5mg、ニコチン酸アミド 20mg となっていた。

自分は普段は、風邪の引きはじめは葛根湯を愛用している。葛根湯が効かなかったことが一度もない。ただし、風邪がある程度ひどくなったら効果があまりない。引きはじめのタイミングで飲んで直すというのがポイント。残念ながら今回は、そのタイミングを逸してしまい、こじらせている。

結局、AでもSでもαでもどうでも良くなったので、これ以上考えることはやめにする。