ヤマハのウェブサイトでグランドピアノのサイレントピアノを見ていたら、全部が製造中止になっていました。夜遅くまで練習をしたい場合には、サイレントピアノは重宝しますが、残念です。これからは電子ピアノをよりアコースティックに近づけようという戦略なのでしょうか?しかし、メカニカルな部分が違う以上、両者は結局、別物に過ぎません。将来音大受験を考える子供であれば、電子ピアノがどれほど進化したとしても、電子ピアノという選択はありえないでしょう。
サイレントピアノとは、どういうものなのか、についてはヤマハのウェブサイトにわかりやすい説明があります。
サイレントピアノ™とは?
サイレントピアノ™は、ヘッドフォンを使って消音演奏ができるアコースティックピアノです。 打鍵の強弱や速さなど鍵盤の動きを、非接触方式のキーセンサーでキャッチするヤマハ独自の消音システムで、消音時の弾き心地もほとんど変わりません。
サイレントピアノ™ 消音機能の仕組み
1 音を消す ハンマーと弦の間にハンマーシャンクストッパーがセットされ、打弦直前にハンマーの動きを止め、弦を鳴らさないようにします。
2 タッチを検出する 鍵盤の動きをとらえるキーセンサ。この光センサーにより、打鍵の強弱、戻りなど演奏の微妙なニュアンスまできめ細かく捉えます。
3 電子音を奏でる 読み取られた打鍵情報が電子音源に伝えられ、コンサートグランドピアノから収録したピアノ音がヘッドフォンから発音されます。
(https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/pianos/silent_piano/index.html)
ヤマハグランドピアノは大きさによって番号(おおきいほど長い)がついていて、ヤマハC3とか、ヤマハC5などと呼ばれます。ラインアップをみてみると、音色のコンセプトが新しいシリーズのCXと、伝統を受け継ぐCトラディショナルという2つのシリーズがあります。これは音色の違いを反映したもののようです。さらに、それぞれに消音機能(サイレントピアノ)がついたものがありました。ですから、ヤマハのグランドピアノをこれから購入しようという場合の選ぶポイントとなるのは、
- 大きさ(番号) これはおく部屋の大きさで決まるでしょう。
- CXかCトラディショナルか これは、音色に関する好みだとおもいます。
- サイレントにするかどうか これは練習時間が夜にまでかかるかどうかでしょう。
大きさ的に、家庭におくのに手頃とおもわれるC3をみてみましょう。